フコイダンは、化学的にはすこし難しい言葉ですが、キノコに含まれるβ-グルカンと同じ多糖体の仲間で、正式にはフコースと呼ばれる糖を主な構成糖とする物質です。
特に、フコイダンには硫酸基フコースが多く含まれています。
フコイダンなど多糖体というのは、糖分子が複数で安定してつながっている物質で、β-グルカンやフコースは何十万、何百万個もの糖分子が鎖のように細長くつながっています。
これは高分子といわれる状態で、分子が大きすぎるために、このままでは人間の腸からの吸収は困難です。
最近になって、吸収されやすいように「低分子」に分解されたフコイダンが登場し、健康のためにフコイダンが一層注目されています。